小規模多機能自治のつづき
- 山口ひろあき
- 2020年7月31日
- 読了時間: 3分
本日は大口町へ訪問。
以前の職場でつながりがある方に対応してもらえました。
今回はメモ的な投稿なのでつまらないかも^^;
大口町では3「地域自治組織」という組織名です。
3つの小学校区すべてが同じ年度内に組織が立ち上がりました。
協働委託事業として地域運営の部分を組織に委託している形だそうです。
運営費、事業費、地域課題解決に必要なものを積算して
前年度に計画書を出して4月に一年分の委託金をもらい
年度末に精算して余れば返金する流れ。
事務局員を雇用(組織が雇用主)している組織も有り。
一例として週3日9時から午後4時までやっているところがあるそう。
役所の担当課と職員公募により組織をサポートしている。
定例会には必ず(必要ないと言われない限り)している。
地域のコーディネーターも定例会には参加している。
毎月一回3つの組織から代表者が集まり意見交換をしている。
余談だが行政区も毎月代表者意見交換をしている。
役員は1本釣りのような形になっている。
任期2年で再任は妨げない。どの組織も継続する傾向。
基本的は行政区の事業と組織の事業が重ならないよう調整しながらやっている。
事業が増えてきて新しく課題解決の事業まで手が回らなくなってきている。
行政区との役割分担も今ひとつスッキリしていない部分があるので
お互いの事業や予算配分の見直しが必要になってきている。
しかし行政区はそれぞれ独自の文化があるので
一石に解決できそうになく議論を積み重ねているところ。
どの組織も役員は行政区経験者が多いが
委員には子供会、老人会、民生委員、NPO関係者などが入っており
様々な意見を集められる環境にはなっている部分はある。
組織の未来としては、
住民、地縁団体、テーマ別団体、企業、行政の中間支援的な組織になってもらえればと思っている。
地域に必要な人材やノウハウを組織が蓄えた情報で
お互いをつなぎ補い合って行く地域になれば。
しかし、基本的に過疎や高齢化が進んでいるわけでもなく
町が危機的な状況にあるわけでもないので
小規模多機能自治が軌道にのっている地域に比べると
住民や団体の危機意識がどうしても薄くなっている部分は避けられないか。
南砺市が全市一斉に協議会を立ち上げたと聞き、
情報をもらった経緯があるそう。
ここからは個人的感想。
小牧より先に取り組み始めていることと
まちづくり条例を早くから取り入れているまちなので
考え方の部分が大変勉強になりました。
課題と考えている部分もうなずける部分が多かったです。
参加住民の負担感と行政の財源を減らすために
行政区と組織の棲み分けをどうするか。
どこも役員のなり手が少なくなってきているので
行政区にしても組織にしても
より広い人に担ってもらいやすい環境を作っていく必要がある。
組織の内部の人に意見を聞いてみたいものだと感じました。
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