障害者就労支援事業所ボランティア二日目
- 山口ひろあき
- 2020年6月25日
- 読了時間: 3分
毎回、何かが起きる場所です。
古民家カフェ「いいかふぇ」で
障害者の方々と3時間だけですが一緒には作業をさせてもらっています。
当事者と触れ合うことで考え方や決断の仕方に得られるものがあると思いお願いしてボランティアをさせてもらっています。
さて、前回は最初からトラブルが起きたり
途中で体調が悪くなる方がいたり
探しものが見つからないことがあったりと
たまたまその様な日なのかと思いましたが
なんのなんの。
今回も様々な話を聞いたり体験をさせてもらったりしました。
箇条書きで…(人によってもちろん個人差はあるが、ざっくりと感じたこと)
・くっつきすぎても離れすぎても精神的に安定しない。
・パッと見た感じで作業がしやすいようにしないと混乱する。
・判断を伴うことは苦手だが、単純に作業して目に見えて片付くことは好きらしい。(洗い物とか)
・コミュニケーションをするのは苦手と思っていたが、意外と話しかけられるのは安心するらしい。
・手紙をもらった。スタッフ全員分書いたらしい。けっこうみんなのことを見ているんだなと実感。
・先日も聞いてはいたが、毎日、毎回、作業内容を伝えないと出来ないことがある。
気を回して感じ取って言葉に出して反応を見て
そしてまた言葉にして。
いつも以上にコミュニケーションには気を使うが
ここでコミュニケーションが取れるようになれば
健常者の社会では綿密なコミュニケーションが出来るようになりそう。
少し馴染んできたところなのですが、
来週、再来週と本業の方に入らなければいけないので
今度は7月16日になってしまうのが残念!
次回ボランティア入った時はどうやって話しかけようか考えるのが楽しみになってきました。
いいかふぇ のリンク貼っておきますね。
7月から夏営業になりメニューが変わるとのこと。
それはそれで楽しみですね。
話は少し変わりますが
本日「ステレオタイプの科学」という本をつまみ読みしました。
ステレオタイプ…属性によってその人はこういう人と当てはめてしまうことと理解しています。
男性は数学が得意で女性は得意でない
A型は几帳面でB型は自由気まま
など、そういったことを考えることなく思い込んでいる状態でしょうか。
その本で面白かったのは、
そのステレオタイプに「自分を当てはめてしまっている」ということ。
この本は「科学」とタイトルにあるように
さまざまな実験からこの思い込みについて述べています。
男性と女性が混じったところで数学のテストについての実験で、
何も伝えていない女性は男性より点数が低かったが、
何人かの女性には「通常数学は女性が苦手とされているが、このテストでは女性の方が得点が高い傾向がある」と伝えておくと
その女性たちは男性と遜色ない得点をとったとか。
自分は出来ないのだと思いこんでいる、ということでしょうか。
そしてそれを取り除ける対応をすれば違う結果がでる。
これは障害者にも言えることではないのかなと思いました。
例えば、当事者は「自分は障害があるからコミュニケーションは苦手だ」というステレオタイプな考え方から、思い込みにより上手くコミュニケーションが取れないのでは?
健常者は「障害者がある人はコミュニケーションを取るのが苦手だから」というステレオタイプな考え方から、ぎこちないコミュニケーションになっているのではないか?
健常者でも人により様々なので、
障害者も人により様々なのは当たり前なのでしょうが、
考えるまでもなく自然に対応の仕方が変わっている気がします。
普段健常者同士でもある程度やっているように
普通に接しながらその人その人でコミュニケーションを変えるという
ことを障害者相手にもやればいいことかな。
配慮はしても遠慮はしない。
まだぼんやりとしています。
これから少しずつクリアになるようボランティアがんばります(^^)
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